始まり
4月は、新年度ですね。
4月始まりとなった起源は、諸説あります。
1つは、当時日本の主要産業は農業・米作であったことからという説。
江戸時代は、年貢納付でしたが、明治期に入り、それが現金へと変わりました。
そのため、米を販売し、現金に換え、納税する必要があったため、このような説が生まれました。
明治19年度から4月を年度の始まりとしたとされます。
また、財政赤字を解消することからという説。
明治初期の日本は、財政的に苦しいことが続き、明治17年には大きな赤字財政となりました。
当時大蔵卿だった人物が、自身の任期中での赤字は避けたいということから、今では考えにくいですが、次年度の歳入3カ月分を17年度に繰り上げて計算し、赤字を解消しました。
しかし、こうすることで欲年の赤字は避けられぬ事態となり、そこで、18年度を3か月短くした9カ月にするという提案をし、明治19年度から4月を始まりとしたという見方です。
実に様々な説がありますね。
現代では、4月に始まりとするものがいくつか存在します。
入学式、入社式、新生活など。
新しいことで気負い過ぎたり、気付かないうちにストレスを感じてしまうこともあります。
どうか皆さん体調など崩されず、楽しい日々をお過ごしくださいね。
修験道の儀式
毎年4/2になると、栃木県日光市にある日光山輪王寺で修験道の儀式が行われます。
修験道とは、山岳信仰と仏教が合わさった宗教で、修験者とは、山にこもって厳しい修行を行う僧侶または山伏のことを指します。
強飯式とは、「三天合行供・採灯大護摩供」、「強飯頂戴の儀」、「がらまき」から成り立ちます。
この儀式は、無病息災、商売繁盛、厄除けなどのご利益があると言われています。
3構成から成り立っていますがそれぞれに意味があり、簡単に説明しますと、僧侶・山伏・頂戴人が輪王寺の本堂に入り、1本のろうそくの灯りのみで読経をし、護摩を焚く、これが三天合行供・採灯大護摩供にあたります。
火を焚き祈ることで、災難を防ぎご利益を授かるというものです。
また、この儀式が終わると、堂内に明かりがつき、大盃に酒が注がれ、山伏が飲め飲めと囃し立て、頂戴人がそれを飲み干す。
その後、山伏が今度は約5kgのご飯を喰え喰えと囃し立て、頂戴人の頭上へ持っていきます。
頂戴人が勘弁してくれとご飯を頭に乗せることで儀式が終了します。
実際にご飯を食べるのではなく、あくまでも儀式です。
5kgの重さを頭に乗せることが出来ない場合は、僧侶が手助けするそうです。
この儀式は、強飯頂戴の儀というものです。
頂戴人は、無病息災、商売繁盛、厄除けなどを授かります。
また、この儀式が終わると、頂戴人らが儀式で授かった服を他の人々に分け与えるため、宝槌や福杓子を参拝者にまきます。
この儀式ががらまきです。
見学は誰でも申し込めますが、先着順で人数が制限されています。
珍しい儀式ですので、一度見学してみたいものですね。
ひなまつり
3/3は、ひなまつりです。
桃の花が咲く頃であることから、桃の節句とも呼ばれます。
江戸時代からひな人形が飾られるようになり、安土桃山時代の天正年間以降の節句の祓にひなまつりは行われるようになったと言われています。
歴史的な背景から、3/3に行うのではなく、別の日に行う地域もあるようです。
江戸時代に、ひなまつりは五節句の1つとして祝日として存在していたようですが、1873年にひなまつりを含んだ五節句の祝日は廃止となり、その後、最終的に5/5の端午の節句をこどもの日の祝日と制定したようです。
全国的に温暖である5月というのが大きな一因になったのだとか。。
ひな人形は、古くから嫁入り道具の1つとされていました。
そのため、母方の実家から贈ることが一般的とされていましたが、現在では家庭により異なっています。
代々伝わっているものや遠方から嫁いできた時に持ち込まれたものもあるため、全部が全部当てはまらないかも知れませんが、大まかには、関東地方と関西地方と二分され、飾り方、それぞれの人形の形や持ち物が異なっています。
言い伝えとしては、ひなまつりが終われば、すぐにひな人形を片付けなければ婚期が遅れるといったことが現代に伝わっています。
旧暦の場合、梅雨が近いため、すぐに片付けなければ、人形や絹製の細工物に虫喰いやカビが生えるため、また、地域によっては、おひな様は春の飾りものであり、季節の節できちんと片付けるなど躾の意味から来ているとも言われています。
その他、別の風習としては、関西では、ひなまつりに台所の使い方を子供に教える風習があったようです。
地域により多種多様ですね。
猫の日
2/22は、猫の日。
最近よく耳にしますが、その歴史はと言うと1987年から始まったのだとか。。
一方、11/1は犬の日です。
犬の鳴き声である、わんわんわんからきており、猫の日も同様に、にゃんにゃんにゃんという語呂合わせから来ています。
世界各地でも猫の日が存在しているそうなのですが、国際猫の日は8/8なのだそうです。
猫の日は、日本では2/22ですが、アメリカでは10/29です。
その他、猫をハグする日、黒猫の日などもあるようですよ。
何だか楽しいですね。
今年の2/22ですが、2022年の2/22ということで、2が6つ並びます。
めったにないことでおめでたいので、この日に入籍する方も多くいらっしゃるようです。
おめでとうございます!!
何か特別なことをしてお祝いするのもいいですね。
この猫の日ですが、日本では、一般社団法人ペット協会、愛猫家の方々で構成されている猫の日実行員会が、猫と一緒に暮らせる幸せに感謝し、猫とともにこの喜びをかみしめる記念日ということからきているようです。
猫の写真展やイベントごとが開催される日でもあるようです。
気になる方は、チェックしてみてくださいね。
または、猫はこたつで丸くなるにちなんで、おうちでゆったりするのもいいかも知れません。
それぞれに今日の日を楽しく過ごしましょうね。
バレンタインデー
2/14は、バレンタインデーです。
恋人たちの日として知られていますよね。
日本では女性主体で、会社の同僚、学校の友人、お世話になっている方々、家族、自分自身などにチョコレートを贈りますが、海外では男性主体で、恋人にお花をプレゼントする、プロポーズをすると言う日になっています。
お花だとバラ、チョコレートだけでなく、ジュエリーやカードなどもプレゼントとして選択される方が多いようです。
日本とは少し異なっていますね。。
韓国では、11/11にポッキーのペペロを渡して告白するペペロデーが存在するため、日本のバレンタインデーよりもこの日は控えめに過ごすようです。
そして、プレゼントを渡すとしても、手作りではなく、既製品を選ぶ方が多いようです。
バレンタインデーの日が近づくと、店にテディベアとチョコレートが並ぶそうですよ。
韓国では、4/14にブラックデーという日が存在し、この日にシングルの人々が全身黒の服でジャージャー麺を食べるという風習があるようです。
一方、メキシコでは、1時間当たり1.5万円のマリアッチと呼ばれる、多ければ10名規模の管弦楽団を恋人のために呼ぶことがあるとのこと。
愛の告白の仕方も様々です。
世界では、様々なお祝いの仕方があるのですね。
あなたはどの様にお祝いしますか?
チョコレートは、ポリフェノールが豊富です。
活性酸素が、体にとって良い働きを促します。
ワインと一緒にいただくなど、楽しい一時をお過ごしくださいね。
季節を分ける節分
節分の日ですね。
旧暦では、1年の始まりの日とすることから、古くよりこの日は重要視されてきました。
毎年2/4頃が立春となりますが、立春の前日を節分としています。
節分と言えば、豆まき。
豆まきや柊鰯で邪気を追い払い、年齢の数だけの豆や恵方巻を食して、福を呼び込みます。
節分とは、季節を分けるという意味でもあります。
二十四節気の立春、立夏、立秋、立冬の前日は、すべて節分です。
室町時代以降、1年の始まりである春の節分が最も大切な日とされてきました。
季節の変わり目には、邪気が家に入ってきやすいということから、豆まきをします。
これは、古代中国で疫病を追い払うための追儺という儀式が由来のようです。
豆をまくというのは、魔を滅するからきているのだとか。。
豆は丈夫で、福豆として縁起が良いとされています。
地域によっては、殻付きの落花生を使用するところもあるようです。
豆は豆でも煎った豆を使用するのは、拾い損ねた豆から芽が出ると邪気が芽を出すということで縁起が良くないとされているためです。
豆まきで使用した豆は、最終的に1日経った後拾いますが、白い紙に包み、塩で清めると良いと言われています。
この様に、伝統的な風習や食材には、意味が沢山あります。
意味を知って迎える節分は、きっと灌漑深いものになると思います。
また、その他の風習も意味を知ることでまた違った印象となり、楽しみですね。
新しい1年が始まります。
皆様にとって素晴らしい1年となりますこと、お祈りしています。
ホワイトデーは日本発祥!?
3/14は、ホワイトデーですね。
バレンタインデーに贈り物を受け取った側が、お返しとして、キャンディ、マショマロ、キャラメル、グミ、クッキー、ホワイトチョコ、マドレーヌ、紅茶などを贈るという日です。
この習慣は日本が発祥で、他のアジア諸国では同様の習慣があるものの、欧米、アフリカ、オセアニアなどではこういった習慣はないそうです。
こちらもバレンタインデー同様、元々はお菓子メーカーのマーケティングから始まったようです。
これにより3/14にマショマロを始めとする甘いお菓子を渡すことは、今や定番となっています。
最近では贈り物も多様化し、女性の好みをYouTubeでリサーチする方もいらっしゃるようです。
お菓子を差し置いて、アクセサリーが好まれる傾向になりつつあります。
かつては、ホワイトデーのお返しは、バレンタインデーにいただいたものの3倍のものをと言う時代もありましたが、今では、同じ額またはそれより少し高めが相場だそうです。
相手との関係性によっても変わりそうですね。
お菓子、アクセサリーの他、入浴剤、化粧品、文房具なども人気があるそうですよ。
いつもと違って今回はお花をプレゼントする、ランチやディナーへ招待するなど、いつも同じ方に贈られる場合は、工夫しても喜ばれますね。