和菓子の日

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6/16は、和菓子の日です。

1と6の数にちなんだ菓子、餅などを神前にお供えし、疫病を除け、健康祝福を祈誓した嘉祥に由来します。

室町時代、慶長、江戸幕府などこぞって当時の武将は、嘉祥のお祝いをされていたことが書物に記されています。

民間においても、嘉祥喰と言って、10文のお金でお菓子や、餅を16個食べる風習がありました。

また、16歳になったものはこの日から振袖ではなく詰め袖にしたり、この日に採った梅の実で作った梅干を旅立ちの日に食すことで災難を逃れるとも言われていました。

明治時代まで嘉祥にまつわるお祝い行事は、続いていたことが分かっています。
以降廃れてしまいましたが、1979年に復活し、現代では、和菓子の日として伝統が受け継がれているのです。
厄除けと招福を祈ります。

ここ数年、新型コロナウイルスが脅威をふるっていますが、疫病除けでもある小豆、アマビエの焼き印が入った和菓子などが厄災除けとして販売されています。

小豆には、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、ポリフェノールの栄養素があり、厄除け、無病息災として、お彼岸や少正月にも活用されています。

一般的な和菓子は、水分量と保存性により3つに分類されます。
生菓子は30%の水分量があり、半生菓子は10~30%の水分量、千菓子は10%以下の水分量といった具合です。

代表的なものを挙げると、生菓子であれば、どら焼き、あんみつ、ところてん。
半生菓子であれば、最中、ようかん、甘納豆、栗きんとん。
千菓子であれば、ボーロ、せんべい、かりんとう、こんぺいとうが有名です。

水分が少なければ少ないほど日持ちをします。

あなたのお気に入りの和菓子は、何ですか?
和菓子は、繊細で華やかな種類のものが多く存在しています。
見た目からも和を感じてみてください。