季節を分ける節分
節分の日ですね。
旧暦では、1年の始まりの日とすることから、古くよりこの日は重要視されてきました。
毎年2/4頃が立春となりますが、立春の前日を節分としています。
節分と言えば、豆まき。
豆まきや柊鰯で邪気を追い払い、年齢の数だけの豆や恵方巻を食して、福を呼び込みます。
節分とは、季節を分けるという意味でもあります。
二十四節気の立春、立夏、立秋、立冬の前日は、すべて節分です。
室町時代以降、1年の始まりである春の節分が最も大切な日とされてきました。
季節の変わり目には、邪気が家に入ってきやすいということから、豆まきをします。
これは、古代中国で疫病を追い払うための追儺という儀式が由来のようです。
豆をまくというのは、魔を滅するからきているのだとか。。
豆は丈夫で、福豆として縁起が良いとされています。
地域によっては、殻付きの落花生を使用するところもあるようです。
豆は豆でも煎った豆を使用するのは、拾い損ねた豆から芽が出ると邪気が芽を出すということで縁起が良くないとされているためです。
豆まきで使用した豆は、最終的に1日経った後拾いますが、白い紙に包み、塩で清めると良いと言われています。
この様に、伝統的な風習や食材には、意味が沢山あります。
意味を知って迎える節分は、きっと灌漑深いものになると思います。
また、その他の風習も意味を知ることでまた違った印象となり、楽しみですね。
新しい1年が始まります。
皆様にとって素晴らしい1年となりますこと、お祈りしています。
ホワイトデーは日本発祥!?
3/14は、ホワイトデーですね。
バレンタインデーに贈り物を受け取った側が、お返しとして、キャンディ、マショマロ、キャラメル、グミ、クッキー、ホワイトチョコ、マドレーヌ、紅茶などを贈るという日です。
この習慣は日本が発祥で、他のアジア諸国では同様の習慣があるものの、欧米、アフリカ、オセアニアなどではこういった習慣はないそうです。
こちらもバレンタインデー同様、元々はお菓子メーカーのマーケティングから始まったようです。
これにより3/14にマショマロを始めとする甘いお菓子を渡すことは、今や定番となっています。
最近では贈り物も多様化し、女性の好みをYouTubeでリサーチする方もいらっしゃるようです。
お菓子を差し置いて、アクセサリーが好まれる傾向になりつつあります。
かつては、ホワイトデーのお返しは、バレンタインデーにいただいたものの3倍のものをと言う時代もありましたが、今では、同じ額またはそれより少し高めが相場だそうです。
相手との関係性によっても変わりそうですね。
お菓子、アクセサリーの他、入浴剤、化粧品、文房具なども人気があるそうですよ。
いつもと違って今回はお花をプレゼントする、ランチやディナーへ招待するなど、いつも同じ方に贈られる場合は、工夫しても喜ばれますね。
新年のご挨拶
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
元旦ですが、皆様どのように過ごされていらっしゃいますでしょうか。
久しぶりに実家に帰省し、家族や友人と再会、家でゆっくりされている方も多いのではないでしょうか。
昨年も緊急事態宣言などでおうち時間を過ごすことの多かった年でしたが、今年こそは思い思いに気兼ねなく自由にどこへでも移動出来る年になれば良いですね。
さて、お正月と言えば、おせち料理が定番です。
おせち料理をいただき、家族団欒を楽しむという方も少なくありません。
おせち料理が定着したのは、弥生時代と言われています。
それが現代にも風習として続いています。
奈良時代から平安時代に掛けて、節の儀式が宮中行事として執り行われるようになったことから始まっています。
唐の暦法に基づいた節目の日に、邪気を祓い、不老長寿を願う儀式として、節会(せちえ)が催され、そこで御節供(おせちく)と呼ばれるお祝い料理が振る舞われるようになりました。
これがおせちの原点です。
日本の伝統行事と言えば、節目毎に収穫を神様に感謝しますが、その際、節供と言われるお供え物をする風習が出来ました。
おせちの定番としては、紅白かまぼこを入れますよね。
半月かまぼこは日の出を表し、赤は慶び、白は神聖の意味があります。
また、栗きんとんは、黄金色をしていることから財宝にたとえられ、金運を呼ぶという意味になります。
食べ物にも1つ1つ意味があるのですね。
お正月に食べられる食品としては、雑煮もあります。
これも地域により、お餅の形が違ったり、味噌の味などが異なります。
北海道では鶏がら雑煮で、なるとの代わりにつとを入れます。
東北の一部の地域や日本海側の地域では、魚介を入れて作るようです。
地域の数だけ文化があり、また食物にも意味があるのはここでも同じです。
おせち料理にも和洋折衷の料理が取り入れられ、伝統を大切にしつつ、どちらの料理もボーダレスです。
機会があれば、様々な土地の料理を試してみてください。
あなたに合った料理を見つけ、食べる楽しみの1つになれば良いですね。
今年も一緒に健康について考えていきましょう。
年越しそばをいただく意味。。
大晦日の日には、年越しそばをいただくのが一般的です。
年末の風物詩ですね。
晦日そば、大年そば、つごもりそば、運そば、大晦日そば、年取りそば、年切りそば、縁切りそば、寿命そば、服そば、思案そばなど様々な呼び名があります。
江戸時代に確立された日本の文化です。
今年一年の災厄を断ち切るということから、そばを食します。
そばだと他の麺類に比べ切れやすいことから、また、そばが細く長いことで長寿延命を意味することから、そばが採用されています。
余談ですが、引っ越しそばにも末永くよろしくという意味があります。
地域により、そばの形式は異なります。
古くから、そばが五臓の毒を取ると信じられており、家族の縁が長く続くようにとの思いが込められています。
家族と食卓を囲むことで、来年もそばにいましょうということや、ねぎを沢山加えることで、ねぎらうの言葉と掛けています。
12月は特に慌ただしい日々となりますが、年末年始のご予定は立てられましたでしょうか。
この1年、Arctic Naturalをご愛顧いただきありがとうございます。
皆様良いお年をお迎えくださいね。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年のおうちクリスマス
クリスマスのシーズンを迎えました。
いかがお過ごしですか?
クリスマスやお正月の準備で忙しく過ごされていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
2021年のクリスマスも、新型コロナウイルスの影響で先行き不透明な部分が多く、おうちでクリスマスを過ごされる傾向にあるようです。
「おうちパーティー」や「おうちクリスマス」というワードも、引き続きトレンドになっています。
外食せず、家で家族と過ごすと答えた人が多く、外食出来ない分浮いたお金は、料理やプレゼントに回すという方が増えています。
テイクアウトで豪華なおうちご飯をし、おうちで過ごす時間がまだまだ多いので、家の中の飾りつけを豪華にするという方もいらっしゃいます。
プレゼントは、おうち時間が充実するグッズが人気です。
女性であれば自身を飾るアクセサリーや、美容グッズが圧倒的人気となっています。
変異種の登場などもあり、感染状況は増減のふり幅が時期により大きくありますが、まだまだ気の抜けない日々が続いています。
クリスマスもお正月も普段と変わらず医療現場を支えてくださっている医療従事者の方々へ感謝の気持ちを馳せながら、ご家族、友人への日々の努力など労いのお言葉をお互い掛け合い、新年を迎えたいですね。
年末から年始は忙しく、あっという間に過ぎていくものです。
美味しいものを食べ、体力をつけて、ストレスを溜めないよう、日々楽しく過ごしていき、清々しく新しい年を迎えましょうね。
冠婚葬祭の冠にあたる成人式
明日は、成人の日です。
成人の日は、大人になったことを自らが自覚し、生き抜こうとする青年を祝い励ます日として、1948年に制定されました。
時代の流れにより、ハッピーマンデー制度がスタートしてからは、特定の週の月曜日になりました。
今年は、1/10が該当します。
成人の日に、これで祝わないといけないという食材は特になく、お寿司や焼き肉など、好きなもので祝う方が多いようです。
成人の日とは、冠婚葬祭の冠にあたります。
人生で大きな儀礼を表す一番初めの重要な行事です。
時代劇から、元服(げんぷく)というセリフを聞かれます。
貴族や武士の家の数え年12~16歳の頃の男子が、子供の装束から大人の装束に改める、奈良時代頃からの成人の儀式です。
「三月ばかりになるほどに、よきほどなる人になりぬれば髪上げなど相して、髪上げさせ裳着す」と、古典の竹取物語に綴られている様に、女子は、裳着(もぎ)の儀式が平安時代から室町時代に行なわれていました。
数え年12~16歳の頃、男女とも子供の装い・髪型から大人の装い・髪型になります。
江戸時代からは、女子も男子と同様、元服と呼ばれるようになりました。
この様に成人の日とは、古くから受け継がれている日本の伝統文化の1つでもあります。
今後も末永く大切していきたい習わしですね。
新たに成人となられる方々、おめでとうございます。
成人となられた方、そうでない方も素敵な1日をお過ごしください。
地域で異なる十日夜(とおかんや)の過ごし方。。
十日夜とは、旧暦10月10日に行われる稲の収穫祭のことを言います。
主には、群馬、埼玉、山梨、長野県にかけて行われる農村行事です。
この日、長野県の一部の地域では、葉付きの大根と餅とを箕(み)に載せ、庭上に神を祭ります。
埼玉県秩父では、9日を亥子(いのこ)の日と呼び、11日には亥子餅を亥の神に供え、外で男の子がわらの棒を持って土を叩いて、地中に潜るもぐらやねずみなどの農作物に害を及ぼすものを追い払い、五穀豊穣を祈ります。
わらでっぽうと呼ばれる風習です。
また、この日を十日夜の御祝いと呼ぶところがあり、十日夜は関西以西に分布する亥子の行事と同じで、田の神が田から家へ帰る日ともされています。
8月の十五夜、9月の十三夜、10月の十日夜の月を三月見と言いますが、十日夜はお月見をする行事ではありません。(厳密には、お月見をする地域もあるようですが。。)
そういったことから、11月10日に行うところが多いです。
伝統的な祭りの1つと言えます。
田の神が山に帰る日でもあります。
それまで田を守ってくれていたかかしを家に持ち帰り、長野の一部地域では、家でかかしにお供えをします。
稲刈りが無事に終わったことを感謝することから、刈り上げ十日、かかしあげとも呼ばれます。
行事食としては特にありませんが、収穫したものやぼた餅などの餅をお供えし、下げていただきます。
年の終わりに近づいた11月、一年間農作物の恩恵を受けることが出来たことに感謝し、山の神に想いを馳せて、いただきましょう。
タブー事としては、大根の年取りと呼ばれ、東北地方を中心にこの日は大根畑には入ってはいけないとされています。
長野や群馬県では、大根を田の神様へのお供え物にしています。
地域により、お祀りの仕方が異なりますが、大根畑の土の中にぼた餅を埋め、豊作祈願をするところもあるようです。
子供達が活躍することから、昔は農作業が一段落し、家族で楽しむ行事でもあったのかも知れません。
是非この日は、農作物を美味しくいただけることに感謝しながら、食べ物をいただきましょう。