冠婚葬祭の冠にあたる成人式

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明日は、成人の日です。

成人の日は、大人になったことを自らが自覚し、生き抜こうとする青年を祝い励ます日として、1948年に制定されました。

時代の流れにより、ハッピーマンデー制度がスタートしてからは、特定の週の月曜日になりました。
今年は、1/10が該当します。

成人の日に、これで祝わないといけないという食材は特になく、お寿司や焼き肉など、好きなもので祝う方が多いようです。

成人の日とは、冠婚葬祭の冠にあたります。
人生で大きな儀礼を表す一番初めの重要な行事です。

時代劇から、元服(げんぷく)というセリフを聞かれます。
貴族や武士の家の数え年12~16歳の頃の男子が、子供の装束から大人の装束に改める、奈良時代頃からの成人の儀式です。

「三月ばかりになるほどに、よきほどなる人になりぬれば髪上げなど相して、髪上げさせ裳着す」と、古典の竹取物語に綴られている様に、女子は、裳着(もぎ)の儀式が平安時代から室町時代に行なわれていました。

数え年12~16歳の頃、男女とも子供の装い・髪型から大人の装い・髪型になります。
江戸時代からは、女子も男子と同様、元服と呼ばれるようになりました。

この様に成人の日とは、古くから受け継がれている日本の伝統文化の1つでもあります。
今後も末永く大切していきたい習わしですね。

新たに成人となられる方々、おめでとうございます。
成人となられた方、そうでない方も素敵な1日をお過ごしください。