チャーガの有用性

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チャーガは、ロシアなどで古くから薬効として用いられてきました。
健康上の利点から、今なお世界の人々によって愛され続けています。

今日は、チャーガの有用性、どのように役立つかについてお話しします。

チャーガとは、主にはシベリアの白樺の木々に自生する、きのこのことを言います。
ゆっくりと、時には40年程の歳月を費やし、成長していきます。
このことからも、他のきのことは違い、力強ささえ感じますね。
実際、ストレスへの抵抗力を高める働きを持ち、アダプトゲンとしても知られています。

チャーガの持つ特別な力を最大限に引き出すべく、ロシアでは、チャーガは様々な病気の予防や治療薬として活用され、また、研究が続けられています。

人は酸化することで、たるみ、しわ、白髪といった老化の兆候を引き起こします。加えて、紫外線などの有害な要因が老化のプロセスへと紐づけます。

チャーガには、豊富な抗酸化作用があり、老化を遅らせる効果が期待出来ます。チャーガの持つ抗酸化作用は同時に、悪玉コレステロールと呼ばれるLDL(低密度リポタンパク質)を減少させる役割があります。

また、チャーガは、免疫系に有効であることが報告されています。
チャーガを摂取することで、サイトカインの産生が増加することが分かった研究がいくつかあります。このことは、免疫機能の向上を高めること、炎症を軽減させることに繋がります。

研究では、血圧や血糖値のバランスを取ることにも役立つということが分かっています。

チャーガ抽出物に含まれる成分に、抗ウイルス作用

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ロシアのノヴォシビルスク市に所在する、国立ウイルス学・生物工学研究センター「VECTOR」の専門家らは、抗ウイルス作用がある天然物質に関する日夜研究に励んでいます。

2003年に、SARS(severe acute respiratory syndrome)の呼称で報告されたウイルスは急性呼吸器症候群を起こしている。そして、類似ウィルスは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因となることが明らかになっています。
新型コロナウイルスは、世界中で今なお感染が拡大し、各国がその治療薬となる抗ウイルス薬やワクチンの開発を進めていますが、現時点で、実用化出来る特効薬は存在していません。

ロシアの新型コロナウィルス「EpiVacCorona」というワクチンを作った「VECTOR」センターは、2020年3月より、SARS-CoV-2に対抗し得る天然物質の存在の有無について、研究を開始しました。

研究所長で有名な菌学者のタマラ・テプリヤコバ教授は、ロシアの、図解された学際的なサイエンスジャーナル誌「SCIENCE First Hand」の編集スタッフに、「チャーガ」の水性抽出物が細胞培養で新型コロナウイルスの病原体の繁殖を抑制する実験的研究が成功したことについて語りました。

 チャーガの多くは白樺の幹に自生しており、森の中で見つけることが出来ます。
ひびの入った黒茶色の表面の下に、菌類のクラスターがあります。
ロシアでは、約1000年も前から、薬効として利用されていました。
様々な疾病予防と治療として、チャーガをお茶にして摂取していました。
前世紀の半ばから行われてきた科学的研究の結果により、自然医学としてチャーガの有効性を確認しています。

2008年以来、「VECTOR」センターの専門家は、500以上のシベリアのキノコ種類を対象に、細胞培養による抗ウイルス活性を多くの病原性ウイルスにおいて研究してきました。この研究により、有効性が一番高いと認められたのが、チャーガでした。チャーガから抽出された水抽出物とメラニン色素は、ウイルスを抑制することが確認出来ています。

チャーガによる効果は、白樺とキノコの密接な相互作用によって形成され、非常に広範囲の生物学的な活性成分によって説明することが出来ます。それらの中には、高分子水溶性メラニン(最大30%)が含まれ、これが抗腫瘍活性を持つ発色性ポリフェノールオキシカルボン酸複合体を形成します。他に、細胞静止作用のあるプテリン、イノトジオールを含む、抗芽球活性を示すステロイド物質、多糖類、有機酸、遊離フェノール、フラボノイドなども含有。チャーガには、酵素活性剤として機能するマンガンを中心に、多くの微量元素が含まれています。

ロシア連邦の州薬局では、チャーガの天然原料を手に入れられます。薬局では、砕いたキノコ(直径7mmの穴のふるいを通過するものに限る)と微粉末(フィルターバッグに封入)の両方を見つけることが可能です。チャーガは無毒で、1日あたり150~200mlの濃縮物の摂取が可能です。また、1日を通して、均等に摂取することが可能です(例えば、15~20分毎に、水と一緒に飲めます)。

残念ながら、ロシアで採れる天然チャーガは、急速に減少してきています。チャーガは、多くの商業組織が大規模収穫し、現地の薬局に卸し、また、輸出のために供給されています。そういった背景から、昨今では、森の奥深くでの収穫を余儀なくされています。さらに、キノコの摘み取りは、原則として、産業排出物または放射性汚染にさらされている地域ではない場所で、実行しなければなりません。

今後もチャーガを取り巻く環境は変化していく可能性がありますが、古くから大事にされてきたチャーガと健康、医学に関する研究の進歩に大いに期待したいですね。

新型コロナウイルス感染症における、チャーガ市場への影響

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新型コロナウイルス感染症が、世界で猛威を振っています。

英国ロンドンに本社を置く、技術や市場を調査するグローバル企業のTechNavio(テクナビオ)は、チャーガ市場を注視しており、チャーガ市場は、2020年から2024年の間に113億1000万ドルの成長が見込まれるとまとめています。

Technavioのカスタム調査レポートは、業界レベル、地域レベル、及びその後のサプライチェーン運用における新型コロナウイルスの影響に関する詳細な洞察を提供しています。このカスタマイズされたレポートは、クライアントが直接、そして間接的に新型コロナウイルスにおけるチャーガ市場において新製品の発売、今後のワクチンとパイプライン分析、及びベンダーの運用と政府規制の重要な進展について役立つとの見方です。

チャーガは、主にロシアなど極寒の地に生息する白樺に自生し、10~15年以上もの長い年月を掛けて育ちます。

抗酸化作用のあるβ-グルカン、体内にある余分な活性酸素を除去する働きのあるSOD酵素を多く含み、免疫力向上や生活習慣病の予防などに効果的であると言われています。中でも、β-グルカンは他のきのこなどに比べると吸収率も良く、免疫細胞を活性化させる働きをします。

2020年はテレワークが一般的となりましたが、集中力や精神の強さが求められる日常において、抗酸化作用や免疫のサポートは非常に重要な意味を成します。

 

https://finance.yahoo.com/news/covid-19-impact-recovery-analysis-164500088.html

11月のシベリア

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早いもので2020年も残すところ、約2か月となりました。
11月ともなれば、大陸の高気圧が次第に勢力を強め、日本列島に寒気をもたらせます。
同時期、チャーガの生息地として知られるシベリアは、内陸部ほど気温が下がり、冬の平均気温は-20℃以下になる地域も出てくるほど。近年では、-50℃を記録しており、世界で最も寒い地域の一つと言われています。

そんな極寒の地で、チャーガは育ちます。
白樺の木々に自生し、15~20年ほどの歳月を掛けて厳しい環境下を生き続け、最終的には白樺の栄養を全て吸い取り、白樺の木を枯らしてしまうほどです。

チャーガは主に、活性酸素の働きを抑える抗酸化酵素であるSOD酵素ポリフェノール、β-D-グルカンなどの栄養を豊富に含みます。
免疫力を向上させる効果や、アガリクスの20倍~30倍とも言われる、人々の万病の素となる活性酸素を除去する作用のSOD活性効果により、老化の防止に効果的です。

白樺の木々、2万本に対し1本しか見つからない程貴重で、シベリアでの収穫時には森の奥深いところを分け入り捜索します。日本に至っては、現代ではなかなか見つけ難いものになってきています。その希少性から、「森のダイヤモンド」と呼ばれ、スーパーフードの代表格として名高く、世界中の人々に愛されています。

arcticnatural.com

健康志向の普及により、チャーガの需要が急成長!

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お鍋の美味しい季節となり、いつも以上に食卓にきのこがのぼる機会が増えて来ていると思いますが、実際に健康上においても、きのこの摂取は利点があり、世界中で広く消費されています。

きのこ自体は低カロリーであるため、しばしばダイエットに用いられることも多く、また、風邪などのウイルスを体内に取り込まないよう免疫力を高めることから、積極的に取り入れる人が増えています。

全体的な栄養が見込め、健康的なライフスタイルを促進するのに役立ちます。

きのこの中でもチャーガは、飛び抜けて高い栄養価を保持しています。

免疫抵抗力を増加させるSOD(抗酸化酵素)が多量に含まれていることから、その需要も高まって来ています。 

チャーガ市場は、今劇的に変化しています。

オーガニックの製品に対する消費者の需要が高まっており、アンチエイジングにおいても研究が進められています。アンチエイジングには、抗酸化作用が必要不可欠です。 

薬用きのこは、健康に多大な利益をもたらし、古くからいくつかの病気の治療に活用されてきました。チャーガは、健康食品として加工されることを期待されています。

実際、様々な食品に加工されることが多く、2016年12月には、ニューヨークを拠点とする飲料メーカーであるChugaChaga社が、健康志向の消費者向けに、お茶の飲み物の販売を開始しています。ピーチやクラシック、無糖など、様々な味が楽しめます。

このように、健康飲料の需要の高まりは、近い将来市場の規模を拡大していくと予測されます。

チャーガの持つ美容効果とは?

チャーガ美容効果をご存じですか?

チャーガの主な成分

チャーガとは、和名でカバノアナタケと呼ばれるキノコです。

きのこと言っても、皆さんが普段食しているきのこのイメージのものとは大きくかけ離れていて、幹に自生するこぶのような黒いキノコを指します。

あまり聞き慣れない名前かもしれませんが、実は、スーパーフードでもあるんですよ。

チャーガは、寒い地域、中でも極寒の地域に主に生息しています。日本では北海道等の限られた場所に生息しており、食品として加工されるものはロシア、北欧、中国産のものがほとんどです。

白樺の木に寄生し、10~15年ほどの年月を掛けて、成長します。

日本ではまだあまり馴染みのないチャーガですが、世界では古くから薬膳として用いられ、栄養価の高い食品としても認められています。 

生命力がそれ程凄いのだとか。

気になる健康効果ですが、抗酸化作用に優れており、免疫力を高めてくれ、健康、美容などに役立つことが分かっています。

2019年には、天然由来の「MRE成分」を配合した飲料の経口摂取によるアトピー性皮膚炎の改善および、肌のかゆみ・保湿力の改善が、一般財団法人日本臨床試験協会によるヒト臨床試験により認められたとのニュースもあります。

「MRE成分」とは、自然豊かな九州で採取された微生物を研究する過程で発見されたMRE菌により、チャーガ、キャッツクロー、田七人参、紅景天、アガリクス、霊芝、マカ、イワシ、フィッシュコラーゲン、キトサン、にんにく、冬虫夏草など12種類の生薬由来等の原材料を発酵分解してつくる、世界34カ国で特許を取得した自然免疫増強組成物(日本特許庁:2012年8月23日特許登録済)です。

「MRE成分」は、アレルギー症状と関連する免疫の暴走の抑制のほか、免疫の活性化などさまざまな可能性が期待されています。

2018年に同協会が行った、12週間の摂取前と摂取後の肌の経過を見た介入群(MRE成分経口摂取)の試験では、アトピーの改善が確認されています。

チャーガで始める健康管理、注視していきたいですね。同時に健康増進で「中から美しくなる」効果も期待できます。MRE成分、抗酸化力が高い成分は老化に伴うシミやシワなどを抑えるといわれています。メラニンは太陽光線のフィルター効果があり、非常に強い抗酸化作用があります。

スーパーフード、薬用キノコとして名高いチャーガ

前々回に引き続き、チャーガについて、気になる記事を見つけました☆

ニューヨークに所在するTMRブログより。。

 

チャーガ

ChagaBoxed



2015年1月、米国を拠点とするアダプトジェニックハーブのメーカーであるFour Sigmatics社が、免疫力アップを助けるチャーガを含んだコーヒーミックスの8つの飲料を発売。

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