一年で最も美しい月が見られる十五夜

f:id:AN_Media:20210823133532j:plain

今日は、十五夜です。
大変美しい月が見られる中秋の名月を鑑賞しつつ、収穫などに感謝をするという風習です。主に秋の収穫物に対しての感謝で、別名「芋名月」とも呼ばれます。それ故、さつま芋、里芋などをお供えします。
十五夜は、旧暦の8月15日の月を指します。よって、お月見をする旧暦8月15日の十五夜中秋の名月は同じです。
十五夜と言えば、ススキ。秋を代表する植物の1つですね。
ススキは、月の神様の依り代と考えられています。本来は、実りを象徴する稲穂をお供えしたいところですが、稲刈り前なので、ススキが活用されます。
ススキの切り口が鋭いことから、魔よけになると考えられており、お月見の後は、軒先にススキを飾ります。
そして、お月見に必須な月見団子は、十五にちなんで15個、または、その年の満月の数をお供えします。お月見をした後は、月に感謝をしながら、一緒にお供えする旬の野菜や果物をいただきましょう。お供えしたものをさげていただくことで、神様との結ぶ月が強くなると考えられています。ただ、苦手な方は、丸いどら焼き、おまんじゅうなどをいただく方もいらっしゃるようです。 料亭などでも行われる、月見の宴。こんなご時世ですから、おうちで、お部屋の照明を暗くして和ろうそくやキャンドルを灯し、月の明かりを頼りに月うさぎを探したり、食事や晩酌をしたり、ロマンチックに素敵な夜を過ごされるのも良いでしょう。
素敵な夜をお過ごしくださいね。