菊が主人公、重陽の節句
菊の花を飾ったり、菊の花びらを並べた菊酒を飲んだりして、不老長寿を願います。
古来中国では、奇数日が縁起の良い日とされており、3/3、7/7など奇数が重なる日を祝い節句としてきました。
日本では、菊の薬効により健康を願い、後の雛としてお雛様を飾ります。
また、重陽の節句の伝統行事「被せ綿」は、前日に菊に綿を被せて菊の露や香りを含ませ、翌朝その綿で身体を清める風習のことです。
被せ綿で身体を拭くことで長生きが出来ると伝えられています。
秋の食材を並べ、お祝いするのが良いでしょう。
この機会に、菊酒、食用菊を使用したお浸しや天ぷらと言ったもの、栗ご飯、焼き茄子などで秋の味覚を楽しみましょう。
食用菊には、肩こりや冷えを改善する効能があるようです。
栗ご飯には、ビタミンC、ビタミンB1が多く含まれます。
美容に良く、疲労回復にも役立ちます。
また、鉄分、食物繊維、葉酸なども含まれます。
茄子の持つ食物繊維は、何ときゅうりの2倍です。
また、茄子の色素に含まれるポリフェノールは、アンチエイジングなどに効果的です。