水にも油にも溶けるリグニンの驚くべき汎用性

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先日のブログでチャーガについて触れましたが、チャーガには、リグニン、たんぱく質、脂質、糖質、ビタミン類、ミネラル類、フラボノイドなどがバランスよく含まれています。 

今回は、その主な栄養成分の一つであるリグニンについて見ていきます。

チャーガに含まれる水溶性リグニンは、ペクチン、マンナンなどと同じく水溶性の食物繊維で、ポリフェノールの一種です。免疫によらない抗ウィルス作用や抗酸化作用があり、健康増進に期待が出来ると言われています。

チャーガには元々、β-カロテンとビタミンAが含まれており、美容にも良いとされます。

一方のリグニンですが、腸管内の残留物の排出に役立ち、生活習慣病の予防の防止、便秘や腸内環境の改善、ダイエット等に役立つと言われています。

胆汁酸を吸着し、血中コレステロールを抑制。

強い酸やアルカリ性にも強いため、大腸内でも全く消火や吸収はされません。

ポリフェノールとしての働きも活発であることから、腸内の善玉菌を増やす役割を担います。 

また、食品以外にも接着剤の原料として活用されているようです。

汎用性の高さには、びっくりです。。

リグニンは、現在認知されているものとは別に、さらにどういった効能、効果が期待出来るのかについての研究が近年進められているんだとか。。。

土壌の浄化に利用されるなど環境を始め、様々な活用事例があるようです。

食用で言えば、いちご、梨、ラズベリーなどの果物、豆類、ココアに多く含まれています。

これから段々と秋めいてきて、食欲の秋も本番を迎えますが、積極的にリグニンが豊富な食物を摂取していこうと思います。

健康は、日々の努力から始まります(^^♪